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【補足解説】修繕費はどれくらい?50年でかかる費用と積立額を具体試算!

公開日:2025/05/16

カテゴリー:ブログ, ライフプランニング, 不動産購入

【補足解説】修繕費はどれくらい?50年でかかる費用と積立額を具体試算!

この記事について|前回記事の補足と修繕費試算の背景

2025年5月14日に公開した住宅購入はゴールじゃない!修繕費が家計に与える影響とは?不動産FPが徹底解説の中で簡単に説明をさせて頂いた「修繕費をどう見積もり、準備するか」について、標準的な新築住宅を取得し50年間居住する場合の総修繕費用と、それをまかなうために必要な毎月の積立額をシミュレーションしてみましたのでご紹介いたします。

修繕費はいくらかかる?50年間のモデルケースで試算

建物の条件は次のとおりとしました。

  • 延床面積100㎡(30坪)
  • 4LDK

修繕費の内容

修繕箇所修繕スパン数量修繕単価修繕費用
外壁・屋根塗装15年11,300,000円1,300,000円
給湯器交換10年1150,000円150,000円
エアコン交換10年5150,000円750,000円
ガスコンロ交換10年1100,000円100,000円
ウォシュレット交換10年235,000円70,000円
照明器具交換10年615,000円90,000円
浴室乾燥機交換10年1100,000円100,000円

※各修繕単価は仮説の金額であり、物件の面積や部屋数、設備のグレードにより変動します。
※エアコンはLDKに1台、各個室に1台ずつ設置した場合の最大設置数として5台で試算しています。

表の修繕スパンの通りで50年間居住する場合、総額で1,020万円となりますが、これを年1.0%のインフレ率と想定した場合の金額は1,387万円となります。

毎月いくら積み立てればいい?必要額のシミュレーション

上記の修繕費用(1,387万円)を確保するには、毎月いくら積み立てればよいでしょうか?

毎月一定額を運用率年1.0%で運用した場合、毎月22,000円の積み立てが必要となります。この金額で積み立てた場合、途中年度でマイナスになることもなく、50年後の修繕費用を差し引いた残高は約24万円となり丁度使い切れる計算です。

修繕費を安全に準備するには?おすすめの運用方法と考え方

上表のように修繕計画を立てていても、設備の故障は突然訪れるものです。毎月積み立てていても必要な時に現金化できなければ修理や交換に対応できなくなります。
また、リスクの高い運用方法では必要な時に元本割れしていると、修繕費用が足りなくなるおそれもあります。

このように、修繕費に備えるには、流動性と安全性の両立した運用方法が求められますが、銀行の積立預金だけの場合、一般的な地銀の預金金利は0.1~0.2%(2025年5月現在)となっており少し物足りません。
積立預金をメインに、積立NISAを利用したバランス型投資信託の購入や、個人向け国債の購入など、比較的安全性があり中途換金が可能な投資商品を織り交ぜた分散投資が必要となります。

まとめ|修繕費の備えで“安心の住まい”をつくるために

住宅購入には住宅ローンのほか、修繕費や固定資産税の支払いなど物件を維持していく費用が必要です。
購入前に修繕費などを考慮し、計画的な修繕に対応できるようしっかりとした家計シミュレーションを行いましょう。
修繕費は「いつか必要になるお金」だからこそ、早めの準備が安心につながります。不動産FPとして、ライフプランと連動した備えをご提案しています。


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この記事を書いた人佐々木 大地(宅地建物取引士・AFP〈日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー〉・住宅ローンアドバイザー)

青森県八戸市を拠点に、不動産売買・相続相談をサポートしています。

宅建士・FP資格を活かし、住宅購入・売却に伴う家計診断やキャッシュフローシミュレーションまでトータルでご提案。
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