公開日:2025/04/15
カテゴリー:ブログ
金利上昇でも安心!フラット35リノベで中古住宅を購入する方法
2024年10月から2025年4月までの半年間で、住宅ローンの変動金利は約0.5%上昇しました。
トランプ大統領の関税政策の影響を受け、今後も金利の先行きは不透明な状況が続いています。
米国景気が加速 → 金利上昇
関税政策が失敗 → 景気後退 → 金利低下
といった両極端な可能性があり、住宅ローンの選択に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
現在、長期固定金利であるフラット35の2025年4月実行金利は2.05%(アルヒ、団信込み・10割融資)と、すでに上昇傾向にあります。
そんな中、2025年4月からは中古住宅購入+リフォームをセットにすることで金利引き下げが受けられる
「フラット35リノベ」+「中古プラス」という新たな制度がスタートしました。
フラット35リノベとは?
フラット35リノベは、一定基準のリフォームを行うことで金利が引き下がる制度です。
さらに家族構成や住宅性能に応じて「ポイント制」で金利を下げることができます。
✅ 金利引下げ例
フラット35リノベBプラン+こども2人の場合
項目 | ポイント数 |
---|---|
こども2人 | 2ポイント |
リノベBプラン | 2ポイント |
中古プラス | 1ポイント |
合計 | 5ポイント |
期間 | 金利引下げ幅 |
---|---|
当初5年間 | ▼1.00% |
6年〜10年 | ▼0.25% |
11年以降 | 引下げなし |
🏡 借入条件例
借入金額:2,000万円(本体+諸費用+リフォーム費用)
借入期間:35年
実行金利:2.05% → 割引後は以下の通り
期間 | 月々の返済額 |
---|---|
当初5年間 | 55,899円 |
6年〜10年 | 63,052円 |
11年以降 | 65,052円 |
フラット35で今後の金利動向を様子見
現在、地方銀行の変動金利は1.2%前後で設定されており、こども2人の場合フラット35リノベはそれを下回る金利からスタートします。
5年間の低金利期間のうちに、将来の金利情勢を見極め、
変動金利が上がっていればそのままフラット35を継続
変動金利が下がっていれば借り換え
といった判断ができるのが、大きなメリットです。
💡借り換え効果のシミュレーション
6年目時点で変動金利が1.3%の場合
月額返済:58,970円
フラット35返済総額:約2,330万円
変動金利返済総額:約2,120万円
借り換え費用:約54万円
→ 利息軽減効果:約156万円
フラット35リノベならではの諸費用に注意
フラット35リノベを利用する場合、以下のような費用が別途かかります
項目 | 費用目安 |
---|---|
適合証明取得費用 | 約7万円 |
既存住宅状況調査費用 | 約5万円 |
リフォーム期間中のつなぎ融資費 | 約11万円+つなぎ期間中の利息 |
※検査機関や金融機関および建物の床面積などにより異なります。
📝まとめ
現在のような金利が読めない時代には、将来の不確実性に備えて
「長期固定+借り換えの選択肢」を持っておくことが重要です。
✔ こんな方におすすめ!
教育費・老後資金も見据えて住宅購入を検討したい
今の金利情勢が不安で判断しにくい
固定金利の安心感もほしいが、柔軟性も欲しい
当店では物件選びの前に、FP(ファイナンシャルプランナー)による家計診断・ライフプラン作成を実施しております。
住宅ローンが「借りられる・借りられない」「どこの金利が低い」といった初歩的な提案だけではなく、
「将来まで無理なく返済できるか?」を軸に最適なプランをご提案いたします。
子どもの大学進学、老後の生活まで見据えた資金計画を一緒に考えていきましょう。
まずはお気軽にご相談ください!
佐々木 大地(宅地建物取引士・AFP 日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー)
青森県八戸市を拠点に、不動産売買・相続相談をサポートしています。 宅建士・FP資格を活かし、住宅購入・売却に伴う家計診断やキャッシュフローシミュレーションまでトータルでご提案。 地域密着の視点から、初めての不動産取引でも安心してご相談いただけるパートナーを目指しています。
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